注文住宅のコストダウンを狙うなら間取りや窓の数の見直しをするべき

注文住宅のコストダウンを狙うなら間取りや窓の数の見直しをするべき
注文住宅を建築するとなると、こだわりが増え、金銭感覚が麻痺してしまうことがよくあります。例えば子どもの人数分部屋を準備し、仕事や趣味専用の部屋を設置したり、太陽光を積極的に取り入れるために窓の数を増やすこともあるでしょう。しかし、これらのこだわりは短期的な目線で見ても費用負担が増えますし、長い目で見ても思った以上にコストパフォーマンスが良くない住宅になってしまう可能性があります。間取りで部屋数を増やすと建築費用がかかるだけでなく、将来的に子どもが家を巣立った時の活用法が問題になるでしょう。そのため、部屋数を減らして必要なときは仕切ることでプライバシーを確保するやり方も検討すべきです。また、窓が大きい家や窓の数が多い家も明るく風通しの良い家に仕上がる反面、住宅の機能(防犯性や遮音性など)に影響する可能性もあるので注意が必要です。さらには、夏は暑く冬は寒くなりやすい故、光熱費が高くなりやすい、清掃の手間、家具が置けないといった支障が生じる可能性もあります。コストパフォーマンスの良い注文住宅を建てるには、多面的な視野が求められます。
注文住宅の依頼先は拠点が通いやすい環境であることをチェック
注文住宅で家を建てるとき、ハウスメーカーや工務店、設計事務所など家の設計や施工をお願いする会社を決める必要があります。一般的にはハウスメーカーもしくは工務店を選択される人が多いのですが、デザインを重視したい人の中には有名な建築士が在籍しているような設計事務所を利用して間取りやデザイン設計をお願いする、家の建築については事務所が提携している工務店や自らが探した会社に依頼するなどのスタイルで注文住宅の家を建てる人も少なくありません。ハウスメーカーは規模が大きくて全国に店舗展開を行っている会社が多いのですが工務店は規模が小さいところが多く、小回りが利くといった特徴があります。規模が小さいので地域に密着した形で営業を行っている関係から対応エリアは限られているけれども、メンテナンスなどの際にスピーディーな対応をして貰えるメリットもあります。拠点そのものが1つ程度の工務店は、打ち合わせのときなど通いやすさもチェックしておきましょう。